2013-01-01から1年間の記事一覧

【ニュースリリース】ホログラフィックプロジェクタ

10月17日に書いた研究成果が日刊工業新聞11月15日付1面に掲載されました。http://d.hatena.ne.jp/yayoi_2011/20131017/1382031976http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720131115aaav.html http://www.nikkan.co.jp/newscast/#movie130http://www.asahi.com/tec…

卒業生の結婚式

卒業生の結婚式に出席した。とても幸せそうで、とても立派で、感銘を受けた。Y君、おめでとう! 偶然ではあるが、この日は別の卒業生の結婚式と重なった。N君、おめでとう! Y君の披露宴に出席した後、新幹線でN君の2次会に出席する卒業生がいたので、N…

驚異の微小プロジェクタへの挑戦 ― ホログラフィックプロジェクタ

下馬場さんが中心となって研究開発を進めている「ホログラフィを利用したプロジェクタ」の論文が米国光学会(OSA)Optics Express誌に掲載された。What's Newにも取り上げられ、本日のダウンロードランキングは1位である。http://www.opticsinfobase.org/oe/…

ノモンハン事件と祖父のメモ

ある新聞にノモンハン事件(1939年)についての特集記事が載っていた。日本とソ連の間で本格的な戦闘に発展し、多数の戦死者が出た歴史的なできごとである。 私の義理の祖父はこの戦闘に従軍していた。祖父の家族はその事実を知ってはいたけれども、当時の話…

【トレたま】立体ディスプレー(9月20日)

http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/trend_tamago/post_50376/研究室には相内優香アナウンサーのサインと相内さんを囲んで撮った記念写真が飾られています。ディレクターの方、カメラの皆様も合わせ、お世話になりました。

「千葉大など、見る位置で違う映像になるディスプレー開発」

日刊工業新聞2013年9月12日付1面に研究成果がプレスリリースされました。 http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720130912aaau.htmlScientific Reportsで発表した成果の一つです。 http://www.nature.com/srep/2013/130604/srep01931/full/srep01931.html

Scientific Reports

私たちの研究グループのオリジナルである「複数の2次元情報を一つの立体に内包する技術」について,6月4日付でNature Publishing Group(NPG)の“Scientific Reports”に掲載されました. http://www.nature.com/srep/2013/130604/srep01931/full/srep01931.h…

GPUプログラミング入門

表題の本が出版されて1ヶ月が過ぎました.技術書なので部数は少ないけれども,初版は完売しそうな勢いとのことで,嬉しく思っています. 一番の要因は,NVIDIAが大きく取り上げてくれたからだと思います.私たちはNVIDIAと利害関係にありません.企画も講談…

My Favorite Songs

スペクトラムを調べていて、メンバーがキャンディーズのバックバンドをしていたこともわかって驚いた。キャンディーズが解散したのは私が中学生の頃である。同級生の中では、ファイナルコンサートに行く行かないで、ずい分盛り上がっていた。私はファンでも…

スペクトラム

…といっても、物理学ではなく、音楽の話である。 先日、40前後の知人と話していたとき、「米米クラブのファンだった」と聞いた。 それなら、「スペクトラムも好きだった?」と尋ねると、知らないという。 「おかしいな?」と思った。 私は米米クラブのファン…

母の日と東日本大震災

昨日(5月11日)のニュースで「東日本大震災から2年2ヶ月が経った」と流れ、今日(12日)は5月の第2日曜で「母の日」である。私の母親は昨年の5月12日(土)、母の日の一日前に他界した。 母親が脳梗塞で倒れたのは、2011年4月14日である…

「将棋電王戦」の憂鬱

将棋ソフトがプロ棋士に勝ち越した。「あ〜あ、やっちゃったなぁ」という感じで落胆した。 私は将棋が好きである。小学生のときはそれなりに勉強して、それなりの棋力である。コンピュータを研究テーマの中心にしたとき、コンピュータ将棋にも興味があって、…

論文の採択

昨日は書籍の発売とともに、嬉しい知らせも届いた。待ち望んでいた論文の採択通知である。自信を持っていた研究成果だったのだけれど、なかなか採択されずにいた。論文の採否は、編集者や査読者の相性で決まることも多い。特に、新規性の高い論文は評価が定…

GPUプログラミング入門

GPUプログラミングの本を編者として執筆しました。前評判は上々で、アマゾンでは発売初日の今日、在庫切れになり、書籍全体のランキングでも300位くらいに入りました。もちろん、本の評価はこれからですので、読者の方々にとって有用であればと願っています…

「サイエンスインカレが卒業研究に一石を投じる期待」(2013年3月26日初稿;3月30日改定稿掲載)

3月最初の週末にサイエンスインカレの研究発表会が開催された。インターハイといえば全国高等学校総合体育大会(略して高校総体)のことで、皆さんもよくご存じだろう。その大学版がインカレ(インターカレッジ)であり、科学技術の分野で競い合う大会がサ…

「エレベーター事故はなぜ再発したのか」(2013年3月21日初稿;3月26日改定稿掲載)

2006(平成18)年6月3日、男性がエレベーターから降りようとしたところ、戸が開いたままの状態でエレベーターが上昇し、乗降口の上枠とかごの床部分の間に挟まれて亡くなるという痛ましい事故が起きた。その公判が、6年9カ月後の今年3月11日に…

「4Kテレビに思う「技術力の本質」」(2013年2月12日初稿;2月15日改定稿掲載)

最近、4Kテレビが話題である。総務省も先日、4Kテレビ用の放送を2年前倒しして2014年7月に開始すると発表した。世界初になるという。Kはキロ(1,000)を表す。4Kテレビは、正確には4K2Kで、約4,000×2,000の画素数(解像度)をもつ。現在主流のフルハイビジョ…

「公務員の早期退職はなぜ悪いのか?」(2013年1月27日初稿;1月31日改定稿掲載)

下村博文文部科学大臣が「教員の駆け込み退職に苦言」というニュースが流れた。これは「パワーハラスメントなんじゃないかな?」と思った。民間の企業で、働けば働くほど給料が減ることが明らかな上で働かせ続けたら、労働基準法で引っかかるように思うのだ…

「スパコン報道にみる科学技術を伝える難しさ」(2013年1月22日初稿;1月25日改定稿掲載)

私事で恐縮であるが、年末年始は今春に刊行予定の技術書の編集に追われた。グラフィックス処理専用に開発されたプロセッサGPU(Graphics Processing Unit)を用いた数値計算の入門書である。研究グループで分担執筆し、私は編者として取りまとめを担当してい…

WEBRONZA

今年度、朝日新聞WEBRONZAの契約は更新しなかった。 毎月1〜2本、時事問題に関する記事を書くのは、推敲を重ねるタイプの私にとっては結構大変だった。自分の意見を世間に問うことができる機会はそうそうなく、残念な思いもある。ただ、自分自身にとっての優…

「東大の休学新制度に対する根本的疑問」(2012年11月17日初稿;11月28日改定稿掲載)

東京大学の特別休学制度(FLY Program)のニュースに接して、脱力感のような失望をおぼえた。このプログラムは、新入生を対象に1年間休学させてボランティアや海外留学を行わせて「タフでグローバルな人材を育成する」という制度で、「文部科学省によると、…