専門書の重版

 下馬場さんと共著で書いたホログラフィの専門書(大学3年生以上を対象)が重版しました。ホログラフィの研究者はそれほど多くないので、大変嬉しいですね。ありがとうございます。

ホログラフィ入門 コンピュータを利用した3次元映像・3次元計測 (KS理工学専門書)

ホログラフィ入門 コンピュータを利用した3次元映像・3次元計測 (KS理工学専門書)

http://d.hatena.ne.jp/yayoi_2011/20170808/1502200158

Nature Electronics

四半世紀(25年)続けてきたホログラフィ専用計算機 HORN の最新成果が Nature Electronics 4月号に掲載されました。とても嬉しく思っています。

https://www.nature.com/natelectron/

研究成果は表紙絵にも採用されて、編集部がつけてくれたタイトル「Video holography lifts off」が格好良くて、感慨もひとしおです。

特別な一夜となりました。

「楽して生きる」「楽しく生きる」

 年度の終わりになると、卒業していく学生との思い出が自然と浮かんでくる。
 1人の学生が1年ほど前に、こんなことを言った。
「ぼく、楽して生きていきたいんです」
 就職活動を直前に控えて、私が「希望の会社は?」と聞いた答えだった。
 ちょっと面食らったが、いろいろな話をした。
 基本的にはまじめな学生で、きちんと就職して、この4月から社会人になる。

 ふと、そんなことを思い出して、二つの言葉を並べて書いた。

・楽して生きる
・楽しく生きる

 一文字しか違わないのに、意味合いが全然違う。
「楽して生きる」ためには、環境的な要素が必要になりそうだ。受け身的である。
「楽しく生きる」ことは、主体的にできそうである。

 人生は楽しいことばかりではないけれども、前向きでありたい。
 今年の卒業生には、そんな言葉を贈りたいと思う。

AKITA TOP COMICS500 栄光なき天才たち

 8月31日(木)に1冊目、9月28日(木)に2冊目が発売されました。
 秋田書店さん、沢さん、どうもありがとう!

 読者の皆様、よろしくお願いいたします!

ホログラフィ入門

 下馬場先生と共同で執筆した「ホログラフィ入門」(講談社)が8月5日に発売されました。これまでのホログラフィ関連書籍との違いは、ホログラフィとコンピュータに焦点をしぼったところです。これまで研究してきたことのまとめにもなっています。4000円と、ちょっと高いですが、ホログラフィに興味を持っている人の導入になれば幸いです。

ホログラフィ入門 コンピュータを利用した3次元映像・3次元計測 (KS理工学専門書)

ホログラフィ入門 コンピュータを利用した3次元映像・3次元計測 (KS理工学専門書)

将棋電王戦の憂鬱(4)

 2013年の第2回将棋電王戦から、毎年この時期に感想を書き続けて5年になりました。今回で最後になると思います。

 先ほど、NHKスペシャル人工知能 天使か悪魔か 2017」が放映されました。その中で佐藤天彦名人は次のように語りました。
「これで、自分が背負っていた人類のコンピューター将棋に対する戦いがひとつ区切りになる」
 印象的な言葉でしたね。
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/46/2586947/index.html

 私は、チェスや将棋や囲碁などの知的文化において、コンピュータの力で可能性を広げていくことに懸念を持っています。せっかく人間が創り出してきた知的文化を人間自ら手離してしまうことになるように思えたからです。
 今年は囲碁も含めて、人工知能AIが人間を圧倒しました。長く記憶される年になるかもしれません。
 今後の動向についても見守っていきたいと思っています。

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将棋電王戦の憂鬱(1)
http://d.hatena.ne.jp/yayoi_2011/20130501/1367421092
将棋電王戦の憂鬱(2)
http://d.hatena.ne.jp/yayoi_2011/20140322/1395506084
将棋電王戦の憂鬱(3)
http://d.hatena.ne.jp/yayoi_2011/20150419/1429412105
永遠の一手 − 2030年、コンピューター将棋に挑む
http://d.hatena.ne.jp/yayoi_2011/20160527/1464322904

(補記)
 AIに関しては、報道もあおりすぎのような気がします。

 将棋とは離れますが、私が最初にニューラルネットワーク(今の言葉ではAIの方がわかりやすいですね)のハードウェア化を試みたのは、1990年代後半です。その頃は計算機の能力も不足していて、研究は進展せずに止めてしまいました。
 それから20年、AIの開発は驚くほど容易になりました。私たちの研究グループでも、現在では、一部で、次世代技術の研究開発にAIの手法を取り入れています。うまくいくかは、まだわかりません。

 AIは、やはりツールだと思います。それ以上でも以下でもありません。ツールですから、使う人によって、有用にも悪用にもなり得ます。
 現在の状況は、AIという言葉が一人歩きしていて、「何だかよくわからない」ために、過度な期待や過度な心配がされているように思います。

ツイッター検索の容易さ

 沢さんが編集長を勇退したのをきっかけに、「永遠の一手」に関連する記事を毎日一つ、書いてきました。そろそろ他の業務に支障が出そうですので、ここでひとまず、筆を置きたいと思います。お読み頂いた皆様には御礼申し上げます。

 最初に「永遠の一手」の書評(ブログ)の御礼をしました。
 その後で次のように書きました。

# ツイッターのコメントにつきましては、不慣れですが、機会をあらためまして、ご紹介できればと思っています。

 でも、それはやめにしました。
 毎日記事を書いていて、関連するツイッターを検索して貼らせて頂きました。
 その過程で感じたことは、ツイッター検索がとても容易だったことです。その時々の「つぶやき」を集めて、私の都合で並べることは容易にできそうです。
 ですが、過去の「つぶやき」を集めることには、少々抵抗を感じ始めました。

 この1週間ほど、いろいろ書いてきましたが、またマイペースの更新に戻りたいと思います。