「十四代」

 8月の終わりに、ある地方大学に教員として勤務している二人の卒業生から、連名で還暦のお祝いが届いた。「十四代」という日本酒好きならば一度は口にしたいプレミアの付いている一品である。

 今日はちょっと嬉しいことが続いたので、封を開けさせてもらった。つまみも用意したが、なんだかもったいない気がして(私は少々貧乏性である)、今は一人で酒だけを味わっている。

 時代に応じて様々な日本酒にプレミアが付いた。私が若い頃は「越乃寒梅」や「雪中梅」が有名だった。その後、「八海山」や「久保田」などが続いた。新潟のお酒が多かったように思う。日本酒ブームが広がり、「十四代」は山形の銘酒である。

 普段飲むことのないお酒であり、感謝しながら味わっている(どうもありがとう)。

 

十四代 中取り純米 厳選」

「説明書き」