史上5人目の中学生プロ棋士

 最近の将棋の話題は、なんといっても藤井聡太四段ですね。昨日も勝って、連勝を26に伸ばしました。すごいですね。

 中学生でプロになった(プロの資格を得た)棋士は過去に4人(加藤一二三、谷川浩治、羽生善治渡辺明)しかいなくて、皆、記録や記憶に残る成績を収めています。中学生でプロ棋士になるということがどれほどすごいことかは、歴史が物語っています。

 藤井四段がプロになったのは「永遠の一手」の連載終了後だったので、本編での「史上5人目の中学生プロ棋士」は羽内将史になっています(第8話)。羽内は「神の領域」と呼ばれるまでの強さを見せつけます。漫画と比較しては失礼ですが、藤井四段には羽内と重なるものを(勝手に)感じ、これからの活躍を楽しみにしたいと思います。

 羽生世代という言葉ができたように、天才の周りには才能豊かなライバルが続々と現れたりします。「藤井世代」という言葉が生まれ、その中から増山一郎のような強力なライバルが出てくるかもしれません。それはそれで、(個人的には)大変楽しみです。

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「永遠の一手」本編の最終話が掲載された少年チャンピオン2016年40号は9月1日に発売されました。その2日後の9月3日に藤井聡太三段(当時)はプロ棋士(四段)を勝ち取っています。中学生プロ棋士は歴史上5人しか誕生していないので、ほとんどあり得ないようなタイミングでした。そういう意味でも、記憶に残る9月になりました。