日常のイベント、10年をかけたチャレンジへの思い

 4月も今日が最終日。前回の記事が3月だったので、4月にも一つは日記をしたためておきたい。
 
 4月の幕開けは改組で始まった。千葉大学の工学部は1学科制になり、総合工学科だけになった。2年生になると、それぞれ希望するコースに進む。教員組織も変わり、私の所属は大学院工学研究院となった。

 研究グループとしてつながりのあるOBにおめでたいことがいくつかあった。
 ある国立大学の准教授だったT君が教授に昇任した。T君、おめでとう!
 任期付きの准教授だったO君が別の大学で任期なしの准教授として着任した。O君、おめでとう!
 博士号を取得したE君が国立大学の助教(任期なし)に着任した。E君、おめでとう!
 博士号を取得したH君が学術振興会特別研究員(継続)として、研究者として独り立ちした。H君、おめでとう!
 博士学生のN君が学術振興会特別研究員(博士学生枠)として、研究者の入り口に立った。N君、おめでとう!

 私自身も少し変化があった。私の専門分野はそれほど明確ではないが、天文学 → 計算機科学 → 3次元映像と進展してきている。現在の専門の関係で、日本光学会ホログラフィックディスプレイ研究会(HODIC)に所属している。この4月から、4代目の会長を務めることになった。まだ不慣れで、周りの人たちに支えて頂きながら、何とかスタートしている。

 ホログラフィといえば、ここ数年、毎年、高校生を受け入れて「ホログラム実習」を学内の数名の先生方と協力して行っている。中心となっているのはSさんである。今年度も実施が決まった。
# Sさん、C高校の皆さん、よろしくお願いします。

 高校生といえば、少々遠方の県立高校から講演の依頼が届いた。「永遠の一手」を題材にして、話をしようと考えている。

 「永遠の一手」の講演は、昨年度は依頼を受けて3回行った。
 2016年10月 東京理科大学大学院(オムニバスの授業の1コマ)
 2017年1月 東京工業大学大学院(オムニバスの授業の1コマ)
 同 3月 電気学会全国大会シンポジウム

 今年度は、上記の高校訪問のほか、高校の理科先生の研究会、東工大大学院から(昨年度に続いての)依頼があり、すでに3件、予定されている。
 「永遠の一手」については、私の周り(大学関係者等)ではそれなりに評判が良く、また折りにふれて記したいと思っている。

 4月のイベントの最後は、29日に行われた研究室のOB会である。毎年、ゴールデンウィーク周辺で行われている。13:00から始まり、夜まで続く。OBも現役生も、その時間の中で、都合のよい時間に来て、都合のよい時間に帰っていく。OBは旧交を温めるとともに、現役生にとっては進路相談の機会にもなっている。
 OBにお祝い事があればケーキが用意される。私は4月生まれなので、最近では、学生が気を使って、誕生日のお祝いをしてくれる。ありがたいことである。

 私はこの4月で55歳になった。10年一仕事と考えると、定年の65歳まで10年となった。この10年をどう生きるか、日常業務が肥大していく中で、思いを巡らせている。